DATE PUBLISHED: MAY 27, 2024
日本のコーポレート・ガバナンスは、アクティビスト活動の高まりと規制当局や東京証券取引所(東証)によるグローバルな投資誘致の取り組みにより、新たな局面を迎えている。今期の株主総会シーズンでは、取締役会の独立性、資本配分、環境問題などに焦点を当てた株主提案が増加することが予想されている。株主提案と資本効率を重視する傾向が強まっている等、本レポートでは日本のコーポレート・ガバナンスのトレンドを考察した。これが今年度の株主総会シーズンに何を意味するのか、また、投資家の期待に応えるために日本企業が直面する課題を検証する。